香芝市議会 > 1995-06-21 >
06月21日-02号

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  1. 香芝市議会 1995-06-21
    06月21日-02号


    取得元: 香芝市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-27
    平成 7年第4回 6月定例会          平成7年第4回香芝市議会定例会会議録1 招集年月日 平成7年6月21日2 招集場所  本市役所5階議場3 出席議員  (19名)   1番 吉 川 政 重 君        2番 黒 松 康 至 君   3番 中 川 廣 美 君        4番 長谷川   翠 君   5番 吉 村 完 治 君        6番 大 倉 勝 彦 君   7番 藪   善 男 君        8番 川 村   治 君   9番 奥 山 博 康 君        10番 藤 本 みや子 君   11番 萬 慶 芳 貞 君        12番 西 里 晴 昭 君   13番 高 谷   廣 君        14番 小 川 正 晴 君   15番 辰 已 亘 弘 君        16番 田 中 信 好 君   17番 飛 鳥 誠 市 君        18番 田 中   保 君   20番 岸   為 治 君4 欠席議員  (1名)   19番 長谷川 芳 治 君5 地方自治法第121条の規定により議長より出席を求められた者は、次のとおりである。   市長     瀬 田 道 弘    市長公室長  奥 山 誠 次   総務部長   西 野 武 弘    市民生活部長 松 浦 輝 男   福祉部長   岡 田 紀 郎    都市整備部長 堀 川 泰 弘   産業建設部長 竹 嶋   将    教委事務局長 吉 田   治   水道局長   城   守 一6 会議の記録・書記は、次のとおりである。                     議会事務局長 辻 本 勝 茂                       〃  書記 松 原 秀 典7 会議の事件は、次のとおりである。   日程1 一般質問                              開議 午前10時35分 ○議長(田中信好君) ただいま出席議員が定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 署名議員は、前日に続きましてお願いをいたします。 それでは、本日の日程を議題といたします。 議会運営委員会でご審議願っておりますので、議会運営委員長から報告を求めます。 田中保運営委員長。 ◆議会運営委員長(田中保君) おはようございます。 議長のご指名をいただきまして、本日9時から全員出席のもとに議会運営委員会を開かせていただきました。 きょうの一般質問、あすの一般質問、あさっての最終本会議、こういうことでございます。 2名の通告が出ておりますが、1番に藤本議員、2番に小川議員と、こういうことでお願いをいたしました。 あすの一般質問の日程でございますが、休会とすると、こういうことで決めさせていただいたわけでございます。 なお、一般質問をされる議員につきましては、質問される所属常任委員会特別委員会に入っておられる議員につきましては、その辺を十分ご理解の上で、あるいはまた係争中、提訴中等々の問題につきましても、角度を変えた形でひとつ議員のそういう高度な理解のもとで議員として追求をしていただくと、こういうことで確認をいたしたわけでございます。どうぞよろしくお願いいたしたいと思います。 私の報告漏れ等がございましたら、ひとつ議員の補足をよろしくお願いを申し上げまして、報告といたします。ありがとうございました。 ○議長(田中信好君) ただいまの議会運営委員長報告に対しまして質疑をお受けいたします。            〔「なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) 質疑ないようでございますので、質疑を打ち切ります。 お諮りいたします。 ただいま議会運営委員長から報告ありましたとおり、本日の日程とすることにご異議ございませんか。            〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ご異議ないようでございますので、そのように決します。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程1 一般質問 ○議長(田中信好君) それでは、ただいまより一般質問を行います。 順位に従いまして、1番藤本みや子君の一般質問をお受けいたします。 はい、藤本みや子君。 ◆10番(藤本みや子君) それでは、一般質問をさせていただきます。 第1番目に、乳幼児医療費についてお尋ねいたします。 乳幼児の医科は、生後3歳まで無料にすること、また歯科は6歳まで無料にすること、そして所得制限なしに窓口立てかえ払いをなくすことを県に要請するとともに、香芝単独でも乳幼児医療費無料化を早急に実現することについてお尋ねいたします。 さきの議会で、乳幼児医療費無料化を3歳児未満にすることについて長谷川翠議員が質問されまして、それに対して、理事者当局は検討する、また窓口立てかえ払いも難しいが検討すると答弁されております。前向きなご検討を願っているものと思います。今、奈良県内でも奈良県の医師や弁護士など約200名の方々も乳幼児医療費無料化を求める会をつくりまして、県に対して医科は生後3歳までに、歯科は6歳まで無料にせよと、また所得制限なし、窓口立てかえ払いなしとする要望署名の運動を行っております。 今、理想の子供の数は3人と、半数以上の人が厚生省のアンケートに答えています。一方、1人の女性が産む赤ちゃんの数は年々減りまして1.46と史上最低と今なっています。安心して子供を産み育てられる環境が整っていない、子育てにお金がかかるというのがその大きな理由でございます。こうした状況で、今社会問題となっている少子化、高齢化社会が乗り切れるでしょうか。子供は社会の宝でございます。未来を担う子供を健やかに育てることは、子供を持つ親の、また社会の願いであり、責任でもございます。常に体も心も成長している子供は、環境の変化に非常に敏感で病気になりやすい状況でございます。 特に、お母さんの免疫がなくなる1歳ごろから病気にかかりやすくなります。風邪を引いたり、熱を出すだけでなく、最近ではアトピー性皮膚炎、ぜんそく、小児性りん病などの子供もふえております。歯科では、歯が生えそろう3歳ごろから虫歯やかみ合わせなどの治療がその子の口腔状態や全身の発達に大きくかかわってきています。もちろん医療の原則である早期発見、早期治療の大切さは言うまでもございません。 今、香芝市では2歳未満まで、1歳が無料で、県より上乗せしています。現在奈良県では生後1年までは無料になっていますが、子供の健やかな成長を願い、また子育てをする親の経済的な負担を少なくするために、対象年齢を広げることが大切でございます。そして、すべての人が利用しやすい制度を一日も早く実施することを県へ要請するとともに、香芝市としても実施する考えがあるかどうかお尋ねいたします。 今、乳幼児医療助成上乗せ制度、香芝でも行っておりますけれども、今これが全国的に広がっております。対象年齢の拡大や給付内容の改善も進んでいます。年齢は2歳児以上が過半数を占め、東京都新宿では医科、歯科とも6歳まで、山口では歯科6歳までが対象とされております。奈良県では、昭和48年に老人医療費無料化と同時に、県の制度としてゼロ歳児を対象として発足しています。平成7年度の県予算は対象者1万1,700人、1億8,400万円、この同額を各市町村が負担しております。 そして、県会では昨年は対象者を3歳までに広げる提案が3回継続審議となっています。県を超える上乗せ制度は、香芝がやっておりますように21市町村でも実施されています。ことしの4月からは新たに奈良市、生駒市、郡山市、橿原市で発足、また年齢の拡大が2歳や3歳にまでなっているところが斑鳩町、上牧町、明日香村で行われました。この上乗せ制度は、県人口の4分の3を超える市町村が実施していることからも、実質は県全体の制度となっているのでございます。 県の制度には所得制限がございます。老齢福祉年金の制限額となっております。13%から16%が対象外となっております。奈良市を初め27市町村でその制限を外しております。香芝市でも外しております。町村独自の上乗せ制度で制限を設けているのは21市町村のうち4市町村のみで、奈良市は児童手当特別給付所得基準を制限の基準にしております。若い夫婦のほとんどが共働きをしなければならない中で、生活していけない中で、対象者を狭めることは制度の趣旨からも不合理でございます。所得制限を廃止することがどうしても必要です。 また、一たん病院や医院に窓口でお金を支払い、後で役所に請求するのは、子供を持って働く母親、また子供を育てている最中に受給資格証だけ医院に行かれる利用しやすい、病院に行って立てかえ払いしたお金をまた役所に届けねばならない制度、非常に不合理でございます。私もときどきかわって行ってほしいと言われることもございます。このように利用しにくい制度を利用しやすい制度にすることが大切でございます。 上乗せ制度を実施している21市町村のうち、現物給付は4市町村のみであり、改善が今望まれております。 どうか香芝市でも乳幼児の医科は生後3歳まで無料にし、また歯科は6歳まで無料にすること、そして所得制限なしにして、窓口立てかえ払いをなくすことを県に要請するとともに、香芝市単独でも乳幼児医療費無料化を早急に実現するお考えについてお尋ねいたします。 それから次に、2つ目に新用途地域についてでございますけれども、これについてお尋ねいたします。 真美ケ丘を第2種低層住宅に指定することを県に要望するお考えがあるのかどうかお尋ねいたします。 県が定期的に諮っている用途地域の変更に伴う大和都市計画用途地域の県の原案を作成のため、5月30日に公聴会が開かれました。この公聴会で住民の意見を聞き、ことし中に計画を県は決定したいと言っております。そして、この公聴会に真美ケ丘地域の住民からも公述され、第2種低層住宅に指定するよう公述されております。 その趣旨の内容でございますけれども、真美ケ丘地区では6年前住民の総意で真美ケ丘まちづくり宣言を行い、さらに2年間検討を重ね、91年4月に真美ケ丘環境整備基準を定め、運用してきました。これに沿って提出された建築計画届はことしの5月現在で101件に上っています。今や環境整備基準は地権者、業者間の関係者にも浸透し、今定着しております。「緑豊かで光りあふれる風さわやかな暮らしよい町」という私たち住民の願いを実現しつつあることのこの基準に沿った用途地域としては、第2種低層住宅専用地域が最も妥当だと考えると言われております。中高層指定ではまちづくりに混乱とトラブルが懸念されると言われております。 1つには、真美ケ丘の街並みは公団の建物を除き既に10メートル以下の低層で形成されています。2つ目に、市長や県知事への要望書として意思表示しているように、住民の強い要望がございます。3つ目に、子、孫の時代まで我がふるさと真美ケ丘に生まれ育ち、住んでよかったと言える町にしたいという住民の熱い思いから第2種低層住宅指定を強く要望したいと公述しております。 また、広陵町の住民からもこの公述に同じ趣旨で住居の専用度のさらに高い第1種低層住居専用地域を要望しておられます。 ところが、大和都市計画素案は、真美ケ丘の新用途地域真美幹線を第2種中高層、その他の住居地域を第1種中高層にしております。この新制度のもとで行われますと、大店舗ができ、これまでの住民の努力がむだになってしまいます。良好な環境を守っていけるよう第2種低層住宅専用地域にするべきだと思います。 真美ケ丘の現在環境は第2種低層住宅に当てはまります。しかし、中高層では高さ制限がなくなり、敷地さえあれば何階でも建てられます。太陽はみんなのものでございます。その日照権がなくなってしまうおそれがあります。良好な住宅環境が第1種中高層では侵されるおそれがあります。 真美ケ丘の方々は公団の開発要綱に沿って、これまで、先ほども述べましたように、住環境を守ってきました。当初の真美ケ丘区画整理事業は、住宅用地地区サービスセンター、また都市運営施設、公園、緑地でつくられた町でございます。その後、無秩序な建設で住環境が損なわれないよう、また公共施設が整い、質の高い住環境が確保され、現在の第2種専用地域に指定されております。今度の新用途地域基準でいいますと、現在の地域は第2種低層住宅専用地域に当たります。 市当局は現行移行と今度の新用途地域について言われておりましたけれども、そのようになっていないのが状況でございます。素案ではそのようになっておりません。真美ケ丘自治会は790世帯、真美ケ丘自治会まちづくり宣言をしてきております。快適で文化的な住環境を求め、第2のふるさと永住の地として真美ケ丘に移り、良好な住環境にするための整備基準をつくり、住民が力を合わせて住環境を守っています。そのために、自治会では昨年平成6年5月17日と平成6年10月7日に、香芝市に対して第2種低層住宅専用地域に要望しております。 また、条件として建ぺい率50%、容積率150%、外壁後退距離1メートル、高さ10メートル以下などを要望してこられました。 また、この平成7年3月にも第2種低層住居専用地域要望署名が各戸に行われております。回収480名中99%の方が第2種低層住宅専用地域に賛成しております。白紙、反対は5名のみで、来年3月にはどうしても第2種低層住居地域にしたいと奮闘しております、ことし中に。ところが、香芝市は大和都市計画素案真美ケ丘の新用途地域真美幹線第2種中高層、その他住居地域を第1種中高層に素案として出しております。第2種低層住居専用地域に見直すお考えがあるのか、そして県にそのお考えを申請するお考えがあるかどうかお尋ねいたします。 3つ目に、土地開発公社についてでございますけれども、ニチイ歩道の代替地問題の対応についてでお尋ねしたいと思います。 4月4日の新聞報道で、各紙がこの問題について報道されております。ある新聞では、「香芝市土地開発公社は、4月3日国道168号線道路改良事業関連土地取引が不適性に行われたとして、契約相手のH氏ら2人に対して契約の無効確認と登記の抹消を求める民事訴訟奈良地裁葛城支部に起こした。また、その訴状によると、H氏は1991年2月、国道168号道路改良事業用地として香芝市磯壁3の田んぼ120平方メートルを7,280万円で県土地開発公社に売却した。ところが、H氏はこれに先立つ90年秋ごろ代替地として同市狐井の土地1,447平方メートルを1億4,455万円で、当時の香芝町土地開発公社から購入している。直後に別の農家に転売していたことが判明。代替地が必要な理由はなく、代替地は当時の価格で約2億600万円の価値があったという。H氏が公社に損害を与えた」と、このように書かれております。そして、道路用地買収で不適正な取引と報道されております。 また、土地開発公社の不公正さも報道されております。道路用地の売買より先に行われた代替地の転売など不自然な点もあると報道されております。 この中で言えることは3つございます。香芝市の土地開発公社道路用地買収で不適正な取引問題の中での3つの問題でございますけれども、1つには等価交換で金額が安過ぎることでございます。ニチイ歩道代替地用地を売却したのは1億4,455万円でございますけれども、鑑定では2億606万円と半額も売却が安いことでございます。2つ目に、面積が10倍以上であるということです。これについては、私が3月議会でも追求したところでございますが、ニチイ歩道120.34平方メートルに対して代替地が1,447.65平方メートル、10倍以上になっていることでございます。3つ目に、県の事業なのに五位堂区画整理の香芝の土地開発公社の土地を渡す問題という3点があります。県の事業をこのように別の土地開発公社の土地で代替をするということの問題も不適正な取引、3つの不適正さがございます。 また、香芝市の土地開発公社の取り扱いで公正になっていないということでございます。ニチイの歩道の代替地の移転登記が代金払いより先になっているということも協議会の傍聴で聞きましたけれども、その取引が正常になっていないということでございます。ニチイの歩道の代替地に当てているところが、その取引が、特に狐井409の5の1筆が、移転登記が公社からH氏に平成2年8月14日、それからH氏からTさんに平成2年9月6日になっているが、売買がT氏からHさんに平成2年9月5日、H氏から公社に平成2年9月6日とお金が渡っていると言われております。この代替地の1筆、ニチイ歩道の代替地の移転登記代金支払いより先になっているということは、普通の正常な取引でないと思われます。 また、ニチイ歩道道路用地の磯壁の土地の売却が平成3年2月8日で、ニチイ代替地の狐井の土地409の5が平成2年8月14日になり、ニチイ歩道の代替地の売買は道路用地の売買より先に行われたと言われております。新聞にも報道されておりますけれども。代替地の転売など香芝市の土地開発公社の対応をどのように公正にしようとしておられるのか、公正になっているのかどうか、その点どのように対応しているのか、お尋ねいたします。 ニチイ歩道の代替地、このように新聞に報道されたり、分析いたしますと非常に不審な点も多くあります。そして、市長が裁判に民事訴訟として訴えたことは私が思っている内容でもございますけれども、しかし裁判は長くかかるものでございます。市長として改選あと1年を控えて、裁判の長期化の中で、この1年間何らかの対応をしないと市民は納得できないのではないかと思います。この1年間に行政でどのような対応をしていかれるのか、お尋ねいたします。 以上、的確にお答え願いたいと思います。 ○議長(田中信好君) 質問1点、乳幼児医療費について、3歳児問題は先ほど藤本議員が言っておられたように、この3月議会に長谷川翠議員からも質問が出て、答弁がされております。そうした点で、質問点のこれらと異なる点について特に答弁をいただきたいと思います。 岡田福祉部長、答弁。 ◎福祉部長(岡田紀郎君) 第1点の乳幼児医療費についてご答弁申し上げます。 3月議会におきましてもご質問をいただいたわけでございますが、そうした中で市としても検討を重ねている状況でございまして、ご質問にもありましたように、本市におきましては既に2歳未満児の無料化を県の補助事業制度、そして上乗せ分については市単独事業として実施しているわけでございますが、全国的にも乳幼児の無料化の年齢引き上げ実施社会的機運が逐次波及されつつある現状でございまして、本県でも実施していただくよう引き続きさらに県に要望してまいりたいと思います。 また、市といたしましても充実した制度に向け取り組んでまいりたいと思いますので、よろしくご理解を賜りたくお願い申します。 ○議長(田中信好君) 質問2点目の新用途地域について、堀川都市整備部長、答弁。 ◎都市整備部長(堀川泰弘君) それでは、2点目の新用途地域についてお答え申し上げたいと思います。 真美ケ丘地域におきましては、昭和47年の用途指定から第2種住居専用地域として今日まで至っておるわけでございまして、真美ケ丘6丁目の中高層団地を別にいたしましても、現在約790戸の住宅等が建築されておるのでございます。今回の用途地域の見直しについての公聴会が去る5月30日に開かれたところでございます。その中での公述されました内容は、第2種低層住居専用地域への変更を要望されておるところでございますけれども、今回の見直しの基本方針は、改正後への原則移行でございまして、おのおのの地域の特性をより一層明確なものとし、良好な住環境の確保にあるわけでございます。 例えば、公述による第2種低層住居専用地域へ変更したといたしますと、建築物用途及び壁面後退等におきまして、既存不的確となる建築物が建築戸数約790戸のうち約20%にも達するものと考えられるわけでございます。今回の公述は地域住民に十分理解された上でのものであるのか懸念するわけでございまして、また一方未土地利用者からの反発もあるものと予想され、生活圏域での地域コミュニティーを育てる視点からも問題があり、憂慮されるところでございます。これらの点から、実施できる状況にはございませんので、ご理解いただきたいと思います。終わります。 ○議長(田中信好君) 質問3点目、土地開発公社問題について、西野総務部長、答弁。 ◎総務部長(西野武弘君) お答えをさせていただきます。 土地開発公社問題について、ニチイの歩道の代替地問題の対応はということでお尋ねでございます。 この件につきましては、香芝市土地開発公社から本年4月3日に土地売買契約無効確認登記抹消による土地返還を求めまして、奈良地方裁判所葛城支部に提訴をいたしたところでございます。新聞には、4月4日に報道されたところでございます。 これら内容についてお尋ねをいただいておりますが、これらも含めまして現在提訴中でございます。これらに関するご答弁をさせていただくのは、裁判中のことでもありますので、差し控えさせていただきたくご理解をお願いしたいと思います。 その後の経過といたしましては、去る5月12日に葛城支部におきまして第1回の口頭弁論がございました。また、本月6月16日に第2回目の口頭弁論があったわけでございます。第3回目は7月17日ということで口頭弁論が予定されておる、こういう経過でございます。 また、お尋ねの市長の任期1年とこの解決問題の点についてのお尋ねでございます。これらにつきましては、市長の方からお答えをさせていただきたいと、このように思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(田中信好君) よろしいですか。            (10番藤本みや子君「市長」との声あり) 市長、答弁。 ◎市長(瀬田道弘君) この民事訴訟に関しまして、私の任期があと1年であると、その間に解決するのかどうかというご質問であろうかと思いますが、これは私の任期にかかわらず、この裁判の係争は続くものであると、このように考えております。しかしながら、この裁判が早期に解決できますように私たちも努力を重ねていきたいと、かように思うわけでございます。 ○議長(田中信好君) 藤本議員、2回目の質問はありますか。 そしたら、質問3点目の土地開発公社問題については、先ほど答弁あったように係争中であるということと、藤本議員所属委員でありますので、再質問は差し控えていただきたいということで、1番、2番について2回目の……。            (14番小川正晴君「議事進行」との声あり) 議事進行ですか。            (14番小川正晴君「はい」との声あり) はい、小川議員。 ◆14番(小川正晴君) 2番目についても委員会に所属しております。 ○議長(田中信好君) はい。2番目も委員会に所属をしておられますので、その辺も考慮に入れていただきたいということで、1番目の問題は既に、3歳児の問題は長谷川翠議員が3月に質問しておられるということもございますので、再質問はよろしいですか。
    ◆10番(藤本みや子君) ちょっと要望もあわせて確認をしておきたいのですが。 ○議長(田中信好君) 1番だけ受けます。 はい、藤本みや子君。 ◆10番(藤本みや子君) 1番目の乳幼児医療の件で前向きなご回答をいただいてありがたく思っているところでございます。 そして、前向きということで、確認しておきたいんですけれども、この乳幼児医療のことで、3月議会では3歳未満ということで3歳も入っていないということで、今回の場合は3歳の年齢も入れておいてほしいということです。 それから、6歳までの歯科の医療費について、6歳の歯科の医療費についても、県に対しても、また市当局としても考えていくように、その点についてちょっと確認をいただきたいと思います。その点についても今運動が起きてますので、市も皆さんの運動にあわせて要望していただきたいことと、前向きの方向で考えていただきたいのですけれども、その点についてお伺いいたします。 それから、開発公社の問題等について、今再質問したらおかしいというふうなことですけれども、本当は私はそんなことはないと思うのです。一般質問はできると思うのですけれども……。 ○議長(田中信好君) 藤本議員に申し上げます。 先ほど運営委員長からも報告がありましたように、所属委員でもあり、また現在裁判中でもあるということでございますので、第1回目の質問は特にあなたの言いたいことを十分聞いていただいて、答弁もいただいておりますので、再質問は差し控えていただきたいと思います。 ◆10番(藤本みや子君) 要望だけ……。 ○議長(田中信好君) 藤本議員の再質問を終わります。 ◆10番(藤本みや子君) それから、要望等について……。 ○議長(田中信好君) 藤本議員に申し上げます。 議会運営上ご協力をいただきますように、お願いします。 ◆10番(藤本みや子君) そしたら、また9月議会にさせていただきます。 ○議長(田中信好君) はい。 質問点1点、乳幼児医療費について、歯科の6歳までの無料について、岡田福祉部長から答弁。 ◎福祉部長(岡田紀郎君) ただいまの質問の3歳までという件、また6歳までという件が、3歳児も含めたいというご質問でございますが、3歳児までというのが要は4歳未満児と同一という解釈になるわけで、確認としては歯科の6歳までというのも、6歳児までとあれば7歳未満児も同じ解釈になるわけでございます。 県への要望に関しましては、そういうことで要望もしてまいりたいと思います。 ○議長(田中信好君) 藤本議員、以上でよろしいですか。 はい。それでは、藤本みや子君の一般質問を終わります。 日程に従いまして、順位2番小川正晴君の一般質問をお受けいたします。 小川正晴君。 ◆14番(小川正晴君) それでは、議長のお許しを得まして、お手元の2番、私の一般質問をさせていただきます。 表題にありますように、私は都市計画特別委員長の重責を担っておりますが、この問題は機構改革の市長として最高責任者としての立場についてを一切評価していくものであり、今回はすべて党も関係なく私個人的な所見でありますので、このことを最初に申し上げて、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 さて、私は今まで市長が3年間の行政を執行され、この間の実績とその問題と今後の姿勢についてお尋ねし、今日のもやもやを払って、より多くの市民の期待にこたえるべく念願し、市長の責任としてしかるべき問題に私が納得できるよう、限られた時間内ではありますが、的確な答弁を求めるものであります。 しかし、納得のできない答弁によっては、議長のお許しをいただいて的確な答弁を要求したいと思っておりますので、議長にはこの点特別のご配慮を賜りますようによろしくお願い申し上げておきます。 そもそも一滴の涙も出ないロボットか、はたまた操り人形とも言えるか、今の市長をつらつらかんがみるとき、普段私自身のまゆ毛は鏡で初めて見えるわけです。普段は見ることができません。とかく自分を見ることは、それほどに難しいことです。市長を横目八目で見て、中傷するがごとき質問かもしれませんが、大概に我慢することができる自分ではありますが、もう限界であり、そうかといって怒るだけでは先に進まないので、ここで世界の有名な方々の言語録の中から、「不信感の厚い氷の壁を打ち破って友情の門をだれかが開かねばならず、この門が開けばそこから課題の解決へと糸口は幾らでも見えてくるはず」とあり、また「本当のことを言う人間は常に迫害に遭い、また先見の人の行動は後になって初めて評価されるのであります」、また「人生は停滞を許されないのです。我々が欲するかどうかに関係なく、人生は絶えず新しい議題を提起し、全く予期しない事態の前に立たされる。これが人生であります」また「もう二度とうそは許されない。それはうそは暴力に至る控え室です。真実が君臨することが民主社会の基本なのです」と、含蓄のある言葉のごとく、私はあすの香芝市のますますの発展に切ない願いを込めて、市長の真意をお尋ねいたしますので、的確に答弁していただくようお願い申し上げておきます。 朝来から藤本議員の質問に対して部長から説明がありましたが、それを参考にされても結構です。 まず、開発公社と用地課を無能にした市長の考えで改革した結果については、全部が悪いとは言わないが、結果はよい面よりも悪い面の問題が多いことで、考えると各事業課において用地取得を担当者は事業内容の把握ができていて、地権者に対して説明はしやすく、その点はよいかもしれませんけれども、事業内容の把握ができているのですから、反面人材の適任のあるところはよいけれども、ここに差があり、また買収にいっても相手の面識問題と技能適任に大きな危険を与えてしまっています。とにかく一事業課に責任転嫁したのが大変な負担になっている。課題の都市基盤整備はスムーズに進めると断言しているが、それはある新聞の正月版に、あなたは「バブルの崩壊で市内の地権者たちは土地も買うてくれと言うてきている。これからは都市基盤整備はスムーズに進めていく」と発表されたわけです。これはある新聞に現実載っております。 また、各事業課ではすべてを把握できているので、国、県に対し補助要望がスムーズに運べる、そのためには一方では事業の連携がないために、大変な陳情や説明と効率の悪いことを県、国にそれぞれが別々に同じ日に出かけていたり、まとめて本来は助役や市長が動けばスムーズにかつ一層の効果が生じるのに、あなたは適材適所の構造を使わず、全職員を孤立させたんです。この点を反論して、私を納得させていただきたい。 また、事業に対する各課の責任の範疇が明白である一方では、適材適所の先ほどから言うている人材を受けている課と、さもない課とのそれぞれの課で問題解決に対する相談する機関として大切な三役並びに課長らの横の連携をなぜもっと確立できるように今日までしていなかったのか。どうしてこのように孤立させてしまったのか。そのために、各課でそれぞれが対話の輪もなく、疑いの、また疑心暗鬼のそのものとなったと私は断言したい。これらについても、あなたの考えを求めておきます。 また、各事業課においては、用地取得を担当しているので、買収単価の均等性ができなくなっておりますことは、例を挙げてまとめて後で質問します。買収方法には統一性に欠けてしまった、このことも事実です。各担当の部署での重荷となっている。事業を遂行するために急げば、少々高くても買えばよいとあせることになってしまっております。 また、税務や登記事務について等の各事業課の重複等、非効率的となりがちが生じて、それは税、登記の専門的知識に欠けているための一例でもあります。要は、用地取得以外に一般的な事務もあり、用地取得に専念できない。何千万、何億円という市民の血税を事業のために投資するのに、一般事務処理をしながら買収にいく責任の負担を市長としてあなたは何の考えもなかったのか。何も感じずに過ごしていたのか。全職員を侮辱して、全市民の期待を裏切り、ひとりよがりの香芝市の行政を乗っ取るつもりと断定したくなりますよ。ある有名人の言葉に「権力には目的のためには手段を選ばないようになる。権力の座を維持するためには手段を選ばなくなる。だからこそ権力者にはよりよいところの確固たる分別が必要であります」と言われるように、一応これら一つ一つ市長の反論をしていただいて、あわせて土地価格について市長としての所見を求めておきます。 事業に対する各課の責任の範疇が、いろいろ今述べましたけれども、例えば水道局の用地転売価格、また教育用地の換地価格、それから公社用地の代替価格など、どれ一つとっても我々市民の納得のいく単価で措置されたのか、全く何と言いましょうか、市長の3年間の勉強不足の結果であると言いたくなります。公用地購入に当たっては、五位堂の駅前等価交換、これがあなたが当選して市長になられてわずか3カ月でこれを執行されております。また、その後いろいろとありますが、大きなもので広陵、香芝の組合消防の消防本部の用地価格、今問題になっている北中学校用地価格、また総合福祉会館用地の価格等、この大きな売買に市長としていかように評価しておられるのか、この点についても理解ある答弁を求めておきます。 この現況下のもとでは、故石田施政と比較したとき、瀬田市長のやっていることの方がかえってむしろ悪くなったんじゃないかと言い切れるような問題もあります。この点については、市長はわかっているのか、わかっていないのか、わかりませんが、香芝市の土地価格をバブルの発展途上のときには、奈良県の用地課でも平成2年、3年度の鑑定価格をとり3月の予算を組み、買収に入ったら結局目的の物件の半分も買えない、こんな状態が続いたあのバブルの盛んなときに、当香芝市の168号線拡幅の苦労を県の職員が語っておられました。私は、本市においても各所管の価格査定のまちまちの結果が、市内の土地価格と市場との格差で余りにも損失的売買を平気で処理された現況をつくり出したのは、一言で言えば市長が用地課を信用せず機構改革された原因が尾を引いて起こした問題であると、私はあさはかでございますが、言いたくなるわけです。これらについて、市長、つぶさに思考された上で理解できるよう説明していただきたい。 次に、私が思う各課において用地売買の仕事増とその負担に対して善処しなくて、かつて総合企画の必要を東京都の江戸川区の例を挙げ、この席で改革を進言いたしましたが、当時改革をしたばかりで無視されたのを市長は記憶していますか。市長の無策のあおりは、市民の血税をいとも簡単に評価され、使っているわけです。この大きな問題について、市長の姿勢を求めておきます。 現在公室長のもとでの企画課では絵にかいたもちになりやすく、都市計画の促進、実践面においての企画としては何の役にも立っておりません。中心的になるべきはずの企画に助役もおらず、収入役もおらず、教育長の欠如に至り、市長はそこまで追い込んだのでありましょう。それに輪をかけ、前任の3人の退官する退職の席に臨み、長年にわたって香芝市行政の尽力に苦労された、悪かろうとよかろうと、前先山助役と仲田収入役に対してご苦労さまの一言すら言わなかったあなたの無慈悲を私は聞いて、あきれてしまいました。 南アフリカには、あの南アフリカの奴隷を解放した牢獄闘争20年の末に勝利したマンデラ大統領の信念は、「どんな人も必ず変わる、私は敵をも味方にする」との不動の信念で、今日のあの黒人解放の結末を出したわけです。ノーベル平和賞も受賞されたわけです。 私は、市長にこの点については、平成5年に市長として市職員の掌握と信頼のきずながなくては行政はうまくいかないと申し上げたわけです。市職員の掌握ができてなかったら、これから先仕事はできないよと申し上げたわけです。そのときあなたは何と答えたか。「私は市民の負託である。負託で出てきて、ある人を裁くために出てきて、行政は二の次だ」、私に宣言したんだよ。私はそれを聞いたときに、唖然とするのと、どれだけ心で怒ったか。もうそれをもって私は一切あきらめたわけです。本来ならあきらめてはいけない立場でありますが、たまたま個人的にこういう問題を抱えながら、今日ここで初めて発表させていただきました。これからの行く末を考えたときに、香芝市の発展にどんなことがあってもこれらを水に流していただいて、全力で戦っていただかなければ、市長として今後の行き先は本当に真っ暗だと言いたいわけです。また、それが市民の悲劇になっていきます。どうかその点を考慮して、私を納得させる答弁をお願いしておきます。 ○議長(田中信好君) ただいまの質問、市長の行政責任と自覚について、市長、答弁。 ◎市長(瀬田道弘君) ただいまの小川議員さんのご質問についてお答えをしたいと思います。 非常に、先人の格言までいただきまして、格調の高い論旨を展開をいただきまして、私も非常に勉強させていただいております。また、その中でまた非常に手厳しいご批判もいただきまして、ご質問を聞きながらいろいろ反省をいたしておるところでございます。 私も振り返ってみますと、この6月2日に登庁いたしまして3年間が矢のごとく過ぎたような感じをいたしております。当初、行政に携わることにつきまして、全くの素人でございましたけれども、この3年間私なりに一生懸命努めてまいったという自負をいたしております。しかしながら、この3年間、ふなれな私に対しまして、議員各位のご指導あるいはご鞭撻、ご協力をいただきながら今日まで推移をしてまいりました。このことにつきましては、ありたがく、厚く御礼をこの場で申し上げたいなと、かように思うわけでございます。 それからまた、職員の皆様方におかれても、このふなれな私に対して、献身的なご協力をいただいて、そして今日の行政を何とか運営をしてまいったという感じをいたしております。これにつきましても厚く御礼を申し上げたいなと、かように思うわけでございます。 先ほど、機構改革、私市長になってこの職を担当いたしまして、そして今までの企業的な考え方から機構改革をさせていただいたわけでございますが、これも一長一短もあったであろうと思いますけれども、私は私なりの成果があったのではないかと、このように考えております。しかしながら、議員も申されておりますように、この事業体の運営ということにつきましては、人が動かないことには何もなし得ないものでございます。人を動かすためには、それぞれの組織の中で効率的な運営がなされていかなければならないということはご存じのとおりでございます。そういう点におきまして、非常に努力を重ねてきたわけでございますけれども、その成果がまだ出てきていないように考えております。これにつきましても、今後積極的な取り組みを重ねていきたいな、かように考えております。 それから、消防用地とか中学校用地とか、用地確保につきましても、私は市民のお金を預かる身といたしまして、できるだけ安価にそして効率のいい土地を取得していきたいということは言を待たない。そういう観点からいろんな面で努力を重ねてきたわけでございます。しかしながら、この土地の取得ということにつきましては、やはり地権者の皆様方のご協力がなければいけない、そういう点で非常に苦労はしてまいりました。しかしながら、市民の負託にこたえるだけのやはり施設をしていくためには、地権者の要望も入れ、そしてまた当方の考え方もご理解を願い、そうした中で取得を重ねてきたわけでございます。値段的な問題につきましては、高いとか安いとかいろいろご批判もあろうかと思いますが、これをいつまでも放置しておるわけにもいかない。いわゆる時間的な問題もあろうかというところから、地権者のご協力をいただきながら購入をしてまいったわけでございますので、何分ご理解をいただきたいなと、かように思うわけでございます。 それからまた、都市基盤の整備につきましても、これもやはり同じく下水道の完備、これの推進を積極的に進めていかなければいけないということで、努力を重ねておるところでございます。 そして、この香芝、ひいてはこの奈良の道路の整備ということにつきましては、1人香芝だけではなく、奈良県全体的な問題でもあろうかと思いますが、特に香芝におきます165号線、168号線の整備につきましては、積極的な前向きな努力を重ねていかなければ今の道路事情を解消することはできないということでございます。特に165号線のバイパスとして高田バイパスにつきましても、国、県に非常にご努力をいただきまして、7月の末に仮オープンという形にこぎつけてまいったわけでございます。そういうことで、遅々とではありますけれども、道路の整備、これに力をさらに進めていきたいなと、かように思うわけでございます。 それから、たくさんのご質問をいただきました。私もこの3年間、先ほども申しましたように、非常に勉強をしながら、そしてまた暗中模索をしながらこの香芝の行政を進めてきたつもりでございます。いろいろのご批判もあろうかと思いますけれども、ひとつ温かいお気持ちで見守っていただき、そしてまたご叱正、ご指導をいただきたいなと、かように思うわけでございます。何とぞよろしくご理解をいただきたい、かように思うわけでございます。 ○議長(田中信好君) 小川正晴君の2回目の質問をお受けします。 小川正晴君。 ◆14番(小川正晴君) 今、市長からいろいろと、るる細かいことは全然、そんなこと言い出したら何ぼでも反論する話がありますけれども、大局として市長自身、今後の対応について、この次の答弁にはその辺のとこ、自分のこれから意志として、そんな操り人形のようなことのないように、しっかりとした答弁を求めておきます。 それで、今の中から、実は私きょうのこの新聞の問題等これらをいつも見るたびに、だれかがこの問題をだしてくるんです。市長が常に我々議会を否定した話を頭に入れてくるからこういう問題が起きてくるわけです。先ほど言うた敵も味方にするのがマンデラが成功した秘訣でっしゃろう。私はそれを言いたいんです。こういう市政が混乱して、我々いつも何も市政を混乱させてるわけじゃないでしょ。 簡単に言えば、あの中学校の用地の問題でも金銭的に言いましょうか。あなたが教育長に購入に行かせた去年の状況はどうなっているんですか。幾らで買いにいかせたんですか。大和不動産に鑑定した平米4万3,000円をもって買いつけにいかせたわけでしょ。違うんですか。その辺のとこを明快にひとつしといてください。私は4万3,000円で買いにいかせたのを聞いています。どうして出川さんの4万6,500円と幅をもたせて買いにいかせなかったか、その問題が1つと。 なお、あなたが先だっての全協で急遽本会議の後全協をして、4万7,500円で話をつけてきたような言い方をされた。これに対しては私はおかしいというんです。ここにあなたが出川さんと大和不動産に鑑定料として113万8,150円を支払っておる。それを使わずして、あなたが勝手に行って、地権者と4万7,500円にしたから、これしかもうない、ないでと言われるそのことが問題なんです。そういう観念が少しでもあるから、こういう記事になって出るわけ。その鑑定の事実をなぜ言わないのか。やはり市長としてとるべき道も少しおかしいのと違いますか、その辺は。私はそういう細かく言い出したらもう何ぼでもありますよ。資料もあるし。だから、私は、いちいち記者団に話すのも結構です。だけど、ただそういう根拠も何にも話をせず自分の一存でこうだと決めて、しゃべっていくことがどれだけ市民に迷惑になり、議会にも迷惑をかけ、職員にも迷惑をかけているのです。そのために職員もある程度、皆害されていくわけですよ。なぜそこに気がつかないかと、私はそういう点を本当に知ってほしい。みんな職員は市長に言われたとおり動かねばならない。みんな一生懸命頑張っている。だれも皆反目も何もありません。みんな一生懸命やってるんです。それをあえてあなたが認めないと、どこまでいってもこれからの行政はがたがたになっていく。もうあと1年しかないけれども、最後の道は飾っていただきたい。私は、それをもとに再答弁いただいても結構です。要は、この問題一つ見てもそういう大きな問題があり、またこの総合福祉会館の問題でもいかにも市政混乱のもととなる原因を尋ねればどこですか。全部市長あなた最高責任者でしょう。我々が何を言ったって聞くわけじゃないし、東京都でもあの青島知事がやめ言うたらもう絶対や。それほどのあなたは香芝市の最高権威を持っておられるんです。その方が、血税の一つの問題を上げましょうか。 私はほんまは言いたくないけれども、財産区財産の問題で、本来なら財産区財産は今回初めて、私が10年間の間で初めて処分があったわけです。10年間私は叫んできました。故石田市長のときから。だけどそれは処分をしてないから、そのときはちゃんとしますという約束があったわけ。あなたはその市政を受け継いだと言いながら、今の中学校用地において、公社が持っている土地は中学校をつくるためにあそこはあったんやと。そういう石田市長の目的を言われるんだったら、私は財産区処分に関して石田市長の言うたことをここで発表しますよ。どういうことかというと、財産区財産というのは、譲渡した場合に、処分したわけですね。そしたら、大事に使わないかんものです。たとえば譲渡処分金が欲しいと思ってもそれは使えません。これは大事なもので前にもお話ししたとおりで今回10億円という金が要ってるんですよ。そのうちの2億円を、概略、ざっと、2億円を香芝市がいただいた。 ○議長(田中信好君) 小川議員に申し上げます。 質問通告の内容に沿ってひとつご質問をいただきたい。 ◆14番(小川正晴君) 要は、概略10億円とそのうちの2億円を事務費として香芝市はいただいておるわけです。ところが、この財産区財産取扱要綱というのがあります。見たことありますね。ありますね。財産区財産の処分に伴う公共投資及び補償に関する基準、これも見てますと。これ最近どんどん変わっていってるみたい。けれども、まあまあ、大体効力あります。それで、ここの中に、特例として香芝市の福祉会館建てるわけですよ、あそこの上へ。その場合には何と書いてありますか。公共施設を整備し、または設置することになる場合は、この基準によることなく処分ができ、ただしこの場合は関係者と協議しますと書いてある。あなたしましたか。してませんよ。その上にかつ大事なことは、自治法第294条第3項、これは何と書いてあるのか。財産区財産は知事かもしくはあなたしか扱えないのよ。ほかの者ではだれも扱えないんだよ。それに関して、その294条の第3項、これは、市長、聞いとけや、私、説明してあげる。これは財産区の財産を処分して、地元にお金を配分する、それはいいでしょう。ただし、この会計監査はだれがするんですか。ちゃんと法にもうたってあるように、これを私は石田市長に言うたときに、言いました。そしたら、市長はまだ処分がありませんし、そういうことは今現実うまくやってるから、ちょっと不問にしてほしいということでなった。押えられた。この席上で。だけど、処分がまだ始まってないし、かつて鎌田小学校、いろいろ処分したがほとんど使ってわずかしか残っていませんでしたのでね、何もそのときはそれで一切終わっているなと、こう感じたわけです。ところが、現実今これ10億円の市民の血税があるわけです。これを買わなきゃ福祉会館も建たないわけです。ところが、それにはそれの条件があるように、新しい市の発足として前例をつくってもらっては困るんだ。どんなことがあっても法に基づいてやるんだったらやってほしい。隣の上牧町でも、もう今財産区は5分5分です。五分五分です。また、実際にこれを財産区財産でないというならば、法的にはっきりいえば処分したら譲渡所得で税金で45%とられます。それが法律なんです。それを見ないままでひた隠しに隠して、これでいいんだというやり方では今後大変なことになっていく。いずれかはこれは大問題になるわけ。だから、私は今回初めてこんな大変なことを申し上げましたけれども、やはり香芝市の将来の発展のためにもどんなことがあってもこれだけは知っていただきたい。本当に処分したときの所得税、これは45%かかるわけ。財産区という名前がつくならば、みんな税金がかからないと言うけれども、少しでも所持者の記名が連名で残る場合はこれは財産区ではありません。それから、村のもんだというもんだったらもう財産区ではないわけです。それだけは認識していただきたい。財産区と言う限りは、市長の責任の中において執行されるべきものなんです。それほど今の法律は改正、改正され、またいろんなトラブルを乗り越えて、今日少しずつでも前進しとるわけです。だから、いずれかはそういうふうになっていきますので、この際しっかりとその点も認識していただきたい。特に、今の10億円の10分の8の8億円については、どんなとこからでも監査請求はできます、法律で。これは出来ます。だから、監査は地元ではできないのです。それははっきりしてます。財産区財産の管理、それから執行したらそのお金は別途会計で、市でせなあきません。必要に応じて地元の事業計画に基づいて執行していくわけ。 それと、もう一点は、それに基づいて会計監査をこちらでしてる関係で、向こうから事業計画をしっかり地元の、例えば鎌田なら鎌田の自治会から事業計画を出して、そのお金を事業計画資金書でくださいと、そういうようにもっていくのが一番きれいな形になっていくわけ。そういう点もひとつあるということをこの際申し上げまして、私もなかなか至らん口でございますので、今後、私もまだまだ勉強して足らんとこはお互いに論議していきたいと思いますので、市長、その点をよく考えて、これらについても考えていただきたい。 もう一点は、先ほど言うた総合企画というあのときに提案したのは、今企画部が公室長のもとでの企画部であなたの企画だけになっている点です。都市計画に一生懸命今やらないかん、やらないかんいうて、何にもできない。総合企画というのは、江戸川区でやったのは、もうそこの中に用地買収から、設計図から、何から全部入ってみんなで意見を、市のトップが全部集まって、そこで切瑳琢磨して、用地も買収にいき、全課が集まってやるわけね。だから、仕事がスムーズにはかどって、だれでも参画しみんなが責任を自覚し、少しでも市民のために努力されとるわけ。道路の角切りなんか、だれでも行って、すぐ角切りできてきれいに道路拡幅していったわけ。本当にそこを見られたときに、なぜあそこだけあんなに早くできたんかな。やはりそこに総合企画というものがあって、市民のための努力を一緒にやっていた。だから、そういう点も配慮されて、今後一日でも早く改革して、すばらしい香芝市をつくっていただきたい。その決意をよろしくお願いします。 そういう面も一緒に、とにかくいろいろな面、不備な面、いつまでもなあなあ村政治では困るんです、ほんまに。もう香芝市として国、県にも堂々と今やっていかなかったらだれも香芝市を見てくれませんよ、市長みずから汗をかきなさいと今度の予算委員会で皆さんが言うたとおりですよ。余りにも市長が汗をかかなさ過ぎる。もう本当に、私でさえ汗かいて、県も国も行っているのに、市長が何たることやと言いたい。違いますか。ほんまに。 しかし、こういう中で私も本当に香芝市のために何としてでも、少しでもよりよき施政ができるように、何もそれに対して皆協力しないと言うとるんと違いますよ。あなたの今のやり方がおかしいんです。おかしいからみんな否定しとるわけです。議会が否定しとるからできないんと違いますよ。あなたの考えを変えなかったら、もっと全体に立って大きく変えなかったらどこまでいったって、香芝市はぐちゃぐちゃと紛争だ、紛争だ、ばっかり言われる。新聞記者の方もおられるけれども、全部が全部香芝市は紛糾しとると言う。だれが紛糾しとるんですか、1人で紛糾しとると市長がしゃべる。これが現実じゃないですか。こちらが言うとることと新聞社に言うのとまた違っとる。どないになってんねん、これ。毎回。しかるべくして、なぜ一致協力して香芝市のために力を合わせてやったらいいじゃないですか。なぜそれができないんですか。その辺のところもしっかりと熟慮されて、すばらしい答弁を求めておきます。 以上。 ○議長(田中信好君) それでは、2回目の質問に対して、市長、答弁。 ◎市長(瀬田道弘君) 小川議員の2回目の質問にお答えをしたいと思います。 本当に香芝市を思う気持ち、小川議員の熱意、非常に身に迫るものを感じております。同じように私も香芝を豊かな、そして住みやすい町にしていきたいという気持ちは小川議員と一緒であろうかと、かように考えております。そういう中で、私の勇み足もあったかとも思いますが、ひとつご勘弁を願いたいなと、かように思います。 それから、これは、ちょっと一言弁解ではございませんが、中学校用地の価格の問題で大変ご迷惑をかけておると、そしてまた誤解をいただいているんじゃないかなと思いますので、この席をちょっとお借りまして、その経緯を若干ご説明させていただけたら、かように思いますが、いかがでございましょうか。 用地の問題につきましては……。それは、また別のところで。 ○議長(田中信好君) 質問者から質問出ている答弁をお願いしたいと思います。 ◎市長(瀬田道弘君) はい。学校用地の問題につきましては、単価が平米当たり4万3,000円、これ鑑定とりました。それで4万3,000円と4万6,500円と。当初一番最初交渉しましたときが4万9,000円でございました。そういうことで、地権者の方にお話をしておりました。それで、当然所管の方には4万3,000円で交渉してきてくださいと、こういうことをお願いしておきました。しかしながら、地権者の方は4万3,000円ではもう到底話にならないということでございまして、それで先方さんとしても、当初4万9,000円で話ししながら4万3,000円もってくるのはおかしいやないかということで、先方様も鑑定をとられました。先方様の鑑定によりますと、5万2,400円という鑑定が出たと。そうしますと、1万円も差額が出ることは非常に不審であるということから、先方さんは4万3,000円で話にならないということで拒否されてきたわけでございます。それで、私どもとしましては、そういう中にあって、もう話が1万円も差があるということで、膠着状態。そういう中で、先方様もまた来られまして、そしていろいろ話ししている中で、一番最初話ししておった4万9,000円でどうだろうということをこちらが申し上げたわけでございます。そうしますと、向こうはどうしても4万9,000円でもだめだと。どうしても5万円を超さないことには話にならないということでございました。そうして、そういう交渉の中で最初4万9,000円で一応納得して、話を進めておったわけでございます。そういう経緯でございます。なかなか4万9,000円という線を、先方様はご了承いただけなかったということでございますので、ひとつこの点だけはご理解をいただきたいなと思うわけでございます。 それから、もう一つ財産区財産の問題でございますが、これは福祉会館の二又池の買収に係る問題であろうかと思いますが、議員が先ほど申されました財産区財産の処分についての取り決め、これにつきましては私も細かい内容については十分把握をしておりませんでしたけれども、所管の方に十分それを遺漏のないように検討し、そして間違いのないような形で進めていただいたわけでございまして、私としましてはその結論のもとに措置をさせていただいたということでございます。私としましては、一応その措置を了としまして決定をさせていただいたということでございますので、ご理解をいただきたいなと、かように思うわけでございます。 ○議長(田中信好君) 小川議員の3回目の質問をお受けします。 質問ですか、要望ですか。質問ですか。はい、質問点を明確に、時間がございませんので。 ◆14番(小川正晴君) 今の市長の答弁の中で、大変勉強不足です。というのは、中学校の用地の問題で、私は予算委員長をしながらあれを否決した場合のときに、いかな値段だったら買うてくれるんだろうか、向こうは売りたい姿勢が少しあったように私は感じておりました。しかるに、私たち市長のもとで、市では鑑定価格をきちっと決めて、これで交渉するということをはっきり交渉に入る前にこちらが出しているわけ。商売人だったら当然うちの方は、そんなもん買うたらんぞ、議会もみんな否決しとるのだから、これ以外の値では買うたらんぞとやればいいんです。それが市長の役なんです。それを向こうの値でしているから、いつまでたってもだれも納得できない価格で決めてきてしまうわけ。そこが不足と言うんだ。市民のための気持ちがあったら、うちの方の値で、それやったら買うたるわと言うのが当然で議会も否決、予算も否決しとるぐらいやから、うちは向こうで買いますわと言うたら、向こうもひょっとしたら売ったろうとあせる。そういうもんなんだ、取引というのは。だから、そういうことをしてほしかったけれども、あなたはあのときにのうのうと1,500円安くしてきたんだと、鬼の首をとったような態度を言われたからみんな反論をしたくなるわけ。それが1点と。そういうことのないように。 もう一点は、先ほど財産区財産で、また所管と言うて、例規集を見たって所管はありませんよ。どうしてあんた所管だって言える。例規集に所管、載ってますか。所管なんてあれへんよ。市長の問題なんだから。それを今所管だと言われる。いかにあなた勉強してないか。それじゃ困る。そういう点もしっかりと認識して、やはり自分がせないかんところ、市長として、最高責任者としてやるべきことをやっていただきたいんです。その辺について答弁求めます。 ○議長(田中信好君) 市長、答弁。 ◎市長(瀬田道弘君) 用地の問題につきましては、なかなか難しい問題でございまして、こちらが鑑定で話ししておっても、向こうがそれを了承してくれなければ成立しないものでございます。買う方と売る方とのいろいろ思惑もあり、売る方は少しでも高く売りたい、買う方は少しでも安く買いたいというのは、これは売買の心理であろうかと思います。そういう形で推移をしてきました。私の努力不足もあったろうと思います。これは十分反省をいたしております。 それから、財産区財産の処分につきましても、今後十分勉強いたしまして、そういうことのないように努力を重ねてまいりたいと、かように思います。どうぞよろしくご理解いただきたい、かように思います。 ○議長(田中信好君) 小川議員に申し上げます。 もう十分言っていただいたと思いますので、ひとつご理解をいただいて、これで小川正晴君の一般質問を終わります。 本日の日程はこれで全部終了いたしました。 お諮りいたします。 明日22日木曜は、一般質問が日程になっておりましたが、全部終了いたしましたので、休会といたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。            〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中信好君) ご異議ないようでございますので、明日の22日木曜日は休会とすることに決します。 なお、あさって23日金曜日は本定例会最終本会議となっておりますので、議員諸侯の格段のご協力をお願いいたします。 本日はこれにて散会いたします。                              閉議 午後0時10分...